砂時計の七不思議[購入申込]

講談社出版文化賞・科学出版賞受賞!

僕が現在専門にしている粉粒体(砂とか、塩)の研究の紹介が中公新書で発売(1995年10月25日)になりました。よろしかったら買って下さい。
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「砂時計の七不思議」が日本経済新聞にて書評された時の写真(1995年12月3日 15面) 
 
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はじめに

第一章 流れ落ちる

砂時計の七不思議/砂時計の原理/砂時計の砂はどう流れる?/目詰まりはなぜ起きる?/粉粒体のながれはなぜ一定か?/満員電車再び/1/fゆらぎと交通渋滞/1/fノイズ/雪崩と安息角/粉粒体の固体を維持する力/安息角-----固体の形/粉粒体が「融ける」時/過加熱固体(?)としての粉粒体

第二章 吹き飛ばされる

縞模3様の起源/風紋/砂の運動/風紋を作る/縞模様の起源、再び/風が作り上げる丘、砂丘/重いものがなぜ上に来るか?/一度にどれくらい「融ける」か?/砂山と地震は関係があるか?\rule{1cm}{0.1mm}天災の法則

第三章 かき混ぜられる

パイコネの原理/粉粒体をかき混ぜる/水平面内のかき混ぜ/鉛直面内/混合物の分離(大きさの違い)/樋流れの中の分離/ホッパー流の中の分離/パイプの中で回る混合物の分離/エントロピー増大と宇宙の熱死/生命の起源

第四章 吹き上げられる

液体とは何か/粉粒体の固体状態/風の中の一粒(無重量状態を作る)/粉粒体の液体状態(粉粒体の中で泳ごう)/粉粒体の気体状態(沸騰する粉)/沸騰の先にあるもの(雨が降る時)

第五章 ゆすられる

対流する粉/流体における対流/粉粒体の対流とは?/下から熱して上から融ける/粉粒体の液体状態・その二(重くても浮き上がる?)/表面張力はあるか?(毛管現象)/砂の中の音/粉粒体とはどういうものか

第六章 粉粒体とは何か

粉粒体の物理学/物理学の目的(現実認識の追求)/物質主義の成立(ニュートンから素粒子物理まで)/認識論における問題点(物質主義と唯物論)/物質主義の限界/統計力学の現実認識/散逸構造(現象主義の復活)/結局、何が解っているか?/もっと知るにはどうするか?/なぜ、物理は粉粒体を理解できないか?/物理は粉粒体を理解できるか?/物理学はどうなっていくか?/何をもって「解った」とするか?

おわりに

参考文献